ごじゅうよんのななじゅういち

   true men of non-doing / 54-71


true men of non-doing学生時代、向井秀徳の影響で聴くようになったバンド54-71(ごじゅうよんのななじゅういち)。彼らの今のところ最新のオリジナルアルバム。
とにかく1曲目の「emolition man」からかっこいいのなんの。どっかのレビューにも、『レイジアゲインストザマシーンに匹敵するくらいのヘヴィネス』みたいなことを書いてましたが、自分にとったらレイジを凌駕してさらに違う次元に飛んでいってしまってますね。音のほうはスカスカなんですが、その音と音の間のヒリヒリした無の空気。絶対零度のように冷たく張り詰めた空気。漫画『WORST』での武装戦線の河内鉄生の、『零度に近い水がどんなに冷たいか。それを教えてやるのが俺らの義務だろ』とのお言葉。このアルバムを聴かせれば一発でしょう。

もしくは、以前ゆら帝の坂本氏が『真っ赤に燃える炎より、青白い炎のほうがヤヴァイ』的なことをおっしゃってましたが、そのまさに青白い炎のほうですね。バリヤバです。
久し振りに引っ張り出して聴いてみたんですが、改めてその怪しさ、変態っぷりに度肝を抜かれました。サイコーです。